World 世界観|再会

よるの闇を駆ける少女たち

リリアーナを探す旅を始めたアルーシェに、
ルルド教団からの刺客が迫ります。
両手にダガーを携え、執拗にアルーシェをつけ狙う
ヴェルーシュカ。彼女の鬼気迫る戦いぶりは、
教団の指示だけで動いているようには見えません。
それもそのはず。彼女が向ける鋭い刃には、彼女と同じ存在──、
半妖であるアルーシェへの強い憎しみが乗せられていたのです。

激突の後、いったんホテルに戻ると、
カミラお抱えのショコラティエ・エレノアが来ていました。
商人の仕事もしているエレノアなら顔も広く、
リリアーナへの手掛かりがつかめるかもしれない。
尋ねてみると、聞きたかった言葉が返ってきました!

まだ近くにいるかもしれない!?
アルーシェはホテルから駆け出します。
期待と願いに高鳴る胸。しかし、そんな気持ちに
水を差すかのように巨像が現れ、
アルーシェの行く手を阻むのでした。

困難を乗り越え、捜し求めた姿が目の前に……。
花畑の中、はかなげな雰囲気をまとう少女に
アルーシェは呼びかけます。
アルーシェの戦いは、ここで終わりとなるのでしょうか?

リリアーナとの感動の再会を果たしたアルーシェは、
自らの心に従い月の女王を討つことを決めます。
しかし、そんなアルーシェの行く手を阻むのは、
姉のように慕っていた騎士、ミュベールでした。
妖魔に堕ちてしまった彼女を倒さざるをえないのか。
それとも何か救う方法はあるのか。アルーシェは深く葛藤します。

幾多の困難を切り抜け、3人の幼馴染は昔の関係を取り戻し、
さらに強い絆で結ばれていきます。
けれど、まだ安息の時は訪れません。月の女王を倒すため、
アルーシェとリリィたちの戦いは続いていくのです……。