【クオンターヴ】<くおんたーう゛>
シャールと共存し、自らの魂を高める事を目的とする『ジェノミライ教団』の総本山。元々この場所は、動力区の中枢機関とも言える、巨大なタービンルームだった。しかし、いつ頃からか、全く使われなくなっていたこの大空間は、過密化する人々に注目され、徐々に街としてその姿を変えていったのである。
【クルトフェーナ】<くるとふぇーな>
第一増幅塔の周囲に広がる浮遊大陸『ホルスの翼』の上にある街。このホルスの翼は現在、学術実験大陸と呼ばれ、一般人は立ち入ることができない。この街に住む者は皆、この増幅塔の関係者であり学者、制作者である。主にテル族と呼ばれる亜種が住人であり、町並みも人間のそれとは違う、独特の感性を持ったものになっている。
【契絆想界詩】<けいはんそうかいし>
人よりも優れた生命と言われる「ジェノム」が公用語として使っている言葉である。ジェノムと共に紡ぐことになる詩魔法にも、この契絆想界詩が使われる。
契絆想界詩は、その言葉の綴りに想いを載せやすい構造になっており、発音することで詩魔法として具体的な力を出すことができる。日本語的文法で装飾語重視の言語であるため、叙情的な表現をしやすく、複雑な想いを力に変換するのに優れている。
【コロン】<ころん>
かつて存在していた惑星「ラシェーラ」に多数建造された浮遊都市のこと。
コロンは自治都市となっており、ある程度の条例はコロンごとに決めることができた。また、コロンには例外なく、宇宙から押し寄せる有害な波動「バースト」の対策が施されており、地上の街のようにバーストに怯える必要はなかった。
しかし、全ての人々がコロンに移り住めたわけではない。コロンにはそれぞれ厳しい入居条件が設けられており、移住には莫大な費用も必要とされた。
そのため地上に住んでいた貧困層のほとんどは、容易にコロンに移り住むことができなかった。