【ラシェーラ】<らしぇーら>
かつては緑に溢れ、数多の生命が息づいていた美しい惑星。しかし、その美しい惑星もデルタたちが生まれたときには、膨張した太陽からの有害なバーストにより、すでに死の大地と化していた。海は干からび、大地は赤く割れ、マグマが吹き出たところも多数あった。
星が死に逝くなか、残された人々は磁北にドームを築き、皇帝を頂点とした帝国を作り上げていた。そして、様々な手法でこの状況を打破しようと試みたが、その結果が、今の移民船による果てしない旅なのである。なぜこうなったのか、今ではその真実を知る者はごくわずかである。