【アルメティカ図書館】<アルメティカトショカン>
情報集約都市そのものであるアルメティカの本体が位置するとされる場所、それがアルメティカ図書館である。かつてはアルメティカの頂上にあったようだが、あるときを境に天地が逆転し、現在では都市の最下層に位置している。
世界全体の情報を収集・蓄積するほどのアルメティカの力が最も強く反映される場所だが、現在ではアルメティカに本部をおくPLASMAが管理をしており、一般人はおろか、天文の人間であってもよほどのことがない限り立ち入りを禁じられている。
その理由はアルメティカが世界の情報すべてを持つということを考えれば想像に難くないだろう。
【ウェーブバースト】<ウェーブバースト>
この世界の太陽ベゼルから降り注ぐ、生命に有害な波動のこと。
通常状態の太陽であっても、降り注いでいる電磁波や放射線、太陽風のことであるが、ベゼルは既に寿命を迎えた巨星である為、特にこれらのエネルギーが高い。
その為人々は、シェルと呼ばれる天蓋によって護られた僅かな土地に、密集し住んでいる。
【謳う丘】<ウタウオカ>NEW
ラシェーラの静止衛星軌道よりさらに上、スフィリアルリングとラシェーラを見渡せる位置に存在する。
謳う丘には大きく分けて、三つの施設が存在している。
人々が避難するための居住区画、行政機関、そして皇帝が謳うためのデッキである。居住区画や行政機関があることから考えれば、謳う丘もコロンと呼んで差し支えない。
しかし、謳う丘の本来の役割はグランフェニックス計画の要『ラシェール・フューザー』を謳うための場所、つまりデッキの部分が最も重要なのである。
ラシェール・フューザーを謳うとスフィリアルリングより内側にあるものは消滅してしまう。
そのため、居住区画などは結果的に付随することとなったとも言える。
【詩姫】<ウタヒメ>
ネプトロンの起動詩である『ネプトリュード』を謳い、同調者であるダイバーとネプトロンの間を取り持つのが詩姫である。
本来、一対一の存在であるシェルノトロンと同調者を、外にいる人間が詩で同調させるだけでなく、シェルノトロンの8倍の能力を持つネプトロンを起動するため、
それ相応の声帯域を持つ者でなければダイバーの同調はおろか、詩を謳いあげることすらできない。
『ネプトリュード』を安全に謳うためには、特殊な能力を持つ必要があるらしく、ネプツールによればネイはその能力者の1人らしいが……。