夢セカイで廃墟を修復することで、少しずつ記憶を取り戻していくイオン。ここでは彼女が経験したエピソードの一部をご紹介します。
Tz チューブカンパニーで開発されていた新型シェルノトロンの暴走について個別
に取調べを受けていたイオンたちだったが、PLASMA 機密情報局本部でより具体
的な事情聴取を受けるため、「情報集約都市アルメティカ」の地を訪れる。
地上ではTz チューブカンパニーに続き、縦貫坑道と呼ばれる場所で爆発事故が発
生し、それに伴いシェルノトロンの使用レベル規制が行われた。私生活はおろかシェ
ルノトロンを使用した医療なども機能しなくなり、多く民衆が苦しんでいた。
そんななか、地文皇女カノンはアルメティカを訪れていたが、その状況を見かねて
苦しむ人々に手を差し伸べる。
だがそんな彼女も、詩魔法の使用が続いたことで限界が近づいていた。
PLASMAの調査に協力するため新たな地を訪れたイオンたち。そこでレナルルという女性に出会う。
自らの秘密を探るため、詩魔法を謳い、転移するカノン。その行き先に待ち受ける運命とは……?
PLASMA によって拘束されていたイオンたちは『クオンタイズ』と名乗る男たち
の手によって救い出され、コロン『コロン・フォーシーズン』へと連れていかれた。
そんなコロン・フォーシーズンで、イオンたちは思いがけない少女との出会いを果
たす。その少女の名は『サーリ』。
キャスがコロン・フォーシーズンにいた頃の友であり、イオンがかつて皇女の布で
作ったお守りを贈った相手でもあった。
皇位継承の儀が始まって以来、イオンを追い続けてきたサーリとの出会いは新たな
真実を突きつける。さらに、サーリたちが通っていた学園に務める教師・ジルとの
出会いが、イオンだけでなくネイやター坊たちをも運命の渦に巻き込んでいく。
サーリはジルが何かをたくらんでいると警戒しており、そんなジルとネイが結託しているのではないかと疑っていた。
サーリと白鷹が創り出した詩魔法を謳うネイ。この詩魔法によって、ジルのデータベースにアクセスすることが成功した。
身体の状態から気弱に陥ったサーリだったが、友人であるキャスや白鷹の存在が彼女を元気づけた。
コロン・フォーシーズンを後にし、『縦貫坑道』に足を踏み入れたイオンとサーリ。
そこでの目的は、ひと足先にこの地を訪れているはずのカノンを捜すこと。
その前にサーリは、『ジェノミライ研究所』で、ある人物をイオンに紹介する。
それはシェルノトロンの生みの親、クラケット博士。
博士はなんとしても自らの想いを叶えようとイオンを説得するが、それはイオンが
望んでいないことだった。
そんなクラケット博士との出会いは、カノンとの再会をももたらした。久しぶりに
出会ったカノンの口から明かされる、彼女自身の真実。
カノンとイオンが追い求める真実に、さまざまなヒトの思惑がまとわりついていく。
ジルの要求により、眠っていたネロが解放された。ネロの目覚めは、社会の崩壊に直結する。果たしてセカイの行方は……?
自らの想いを果たすため、ネロを自分のセカイへ還すために詩魔法を謳うジル。彼女の想いは、ただひとつ……。
天文と地文、二つの組織の凶手により、世界から姿を消した二人の皇女。
旧ジェノミライ研究所での事件をきっかけにシェルノトロンが完全に停止。世界が
混沌に包まれようとしたとき、『シャール』と呼ばれる空想型ジェノムを連れたジ
ルが人々に救いの手を差し伸べた。
あれから既に二年。世界の崩壊が刻一刻と迫っているなか地文が台頭し、
ジルは地文大司教へと上り詰めていた。
ジルに疑問を感じたサーリとクラケットは地文から離脱。
かつて皇位継承の儀でイオンが降り立った地、万寿沙羅区にある雑貨屋『縷縷』へ
と身を寄せていたが、地文派による反勢力への取締りは日に日に過激になり、つい
には彼らにもその魔の手が迫ろうとしていた。
普段と様子が違うイオン。それはネプツールの陰謀が生んだ結果だったはずだが……。
イオンをもとに戻すため、想いの力である詩魔法を謳うネイ。彼女にはまだ謎が多い。