リリアーナを探す旅を始めたアルーシェに、
ルルド教団からの刺客が迫ります。
両手にダガーを携え、執拗にアルーシェをつけ狙う
ヴェルーシュカ。彼女の鬼気迫る戦いぶりは、
教団の指示だけで動いているようには見えません。
それもそのはず。彼女が向ける鋭い刃には、彼女と同じ存在──、
半妖であるアルーシェへの強い憎しみが乗せられていたのです。
よるの闇を駆ける少女たち
激突の後、いったんホテルに戻ると、
カミラお抱えのショコラティエ・エレノアが来ていました。
商人の仕事もしているエレノアなら顔も広く、
リリアーナへの手掛かりがつかめるかもしれない。
尋ねてみると、聞きたかった言葉が返ってきました!
リリアーナとの感動の再会を果たしたアルーシェは、
自らの心に従い月の女王を討つことを決めます。
しかし、そんなアルーシェの行く手を阻むのは、
姉のように慕っていた騎士、ミュベールでした。
妖魔に堕ちてしまった彼女を倒さざるをえないのか。
それとも何か救う方法はあるのか。アルーシェは深く葛藤します。